ストックフォトでは普段、あまり撮影の対象として取り上げられない物も多く販売されています。
「テクスチャ」と呼ばれるジャンルでは、コンクリートやレンガ、タイルなどの壁、ドアや格子や木目、土や和紙、布などが毎日取引されています。
しかし、ただ撮影すればいいという訳ではなく利用される目的を理解して撮影しなければいいモノは撮れません。
テクスチャの多くはCGを製作する際や写真を合成する際に利用されています。
ほとんどの場合そのままで使われる事はなく、何枚かを繋ぎ合わせて使われています。
その為には以下の4つのポイントに注意して撮影しましょう。
1. 被写界深度は深めに設定しよう
被写界深度が浅いとボヤケて見える事があります。
出来るだけ絞って撮影しましょう。
2. 感度は低めに設定しよう
合成する際に写真を引き伸ばしたり変形させたりする事があります。
なるべく低い数値(ISO:100-200)に設定しましょう。
3. 広角で撮らない
広角で撮影すると写真の周囲が歪んでしまい、うまく合成する事が出来ません。
50mm以上のレンズで歪みの少ない状態で撮影しましょう。
28mmで撮影しています。
中心部分はまっすぐな線が出ていますが、周辺に行くにしたがってだんだんと直線が歪んでいます。
曇り
直射日光の当たる場所の場合、影が強く出てしまいます。
他の写真やグラフィックと合成した際に違和感が出るのでなるべく光の方向性の少ない写真を撮影しましょう。
4. 平面をまっすぐ撮る
ここが一番難しいです。
三脚や水準器などを利用して被写体に対してレンズをまっすぐに向けましょう。
少し大げさに撮影しましたが、下にあげた写真と比べると違いがわかりますね。
少し撮影は難しいですが、ぜひチャレンジしてみてください。
(c) Dw1|写真素材 PIXTA
(c) YsPhoto|写真素材 PIXTA
(c) YsPhoto|写真素材 PIXTA
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